【すぐに始められます】家庭教師の始め方マニュアル【無料の募集掲示板で個人契約しましょう】

今年大学に合格した方へ。
合格おめでとうございます!
大学生活を全力で楽しんでください!

ただ、大学生活を楽しむためにはお金が必要ですよね。
お金を稼ぐためにアルバイトをする必要がありまして、そのうちの1つとして家庭教師があります。
普通のアルバイトだと時給1,000円前後ですが、家庭教師だと時給2,000円以上が割と当たり前で、時給がとても高いのが魅力の一つです。

そこで今回は、そんな家庭教師の始め方についてマニュアルを作りました。
確かに家庭教師のお仕事は魅力的なのですが、会社を挟むと仲介手数料を取られてしまいますし、かといって個人契約のやり方もわからない…という悩みを多くの方が抱えているようです。
このマニュアルを読めば、個人契約のやり方を理解することができます。参考になりましたら幸いです。

家庭教師の条件を決める

まずは条件を決めましょう。
ここでいう条件とは、次のようなものです。

時給

おそらくお互いが一番気にするところですね。笑
高すぎても安すぎてもどちらかが不幸になるので、適切な額を設定しましょう。
当然その方の能力にもよりますが、私が通っていた慶應理工だと2,500~3,500円の価格帯が多いようです。
東大だと3,000円以上が当たり前で、それ以外の大学でも1,500円以下というのは聞いたことがないですね…。
初めて家庭教師をする方は2,000~2,500円スタートが無難かと思われます。
(ちなみに、私は大学1年生の頃に時給2,400円でスタートしました。)

指導科目

こちらも重要ですね。
経験的ではありますが、英語と数学の募集が多く、それ以外が極端に少ないように思えます。
なので、この2科目のどちらかを指導できないのであれば、家庭教師をやらない方が良いかもしれません…。

対面かオンラインか

こちらも重要です。というかどちらを選ぶかで全く違うサービスになります。

対面の場合

対面の場合は身なりがすごく重要になります。私も対面で指導していた頃は家を出る前にシャワーと歯磨きを必ず行うようにしておりました。
加えて、対面の場合は交通費についても交渉をする必要があります。経路によってかかる金額も変わるので、ご家庭としっかり話し合うようにしましょう。

オンラインの場合

オンラインの場合は身なりや交通費などを気にしなくて良いのがメリットですが、やはり対面を希望するご家庭が多く、成約しづらいです。
加えて、成約後も信頼関係を構築することが難しく、生徒様や親御様とマメにコミュニケーションを取らなければすぐ打ち切りとなります。対面以上に生徒様や親御様の状況を配慮し、適切なサポートをする必要があります。

お支払い

お支払いは現金なのか口座振込なのか、前払いなのか後払いなのか、なども決めておく必要があります。

現金か口座振込か

私は履歴が残る口座振込を推奨します。

前払いか後払いか

基本的には前払いだと家庭教師側にメリットがあり、後払いだとご家庭にメリットがあるということになります。
前払いだと成約のハードルが上がる一方、後払いだと踏み倒されるリスクがあります。
(私も2回ほど踏み倒されかけたことがあります。なんとかお支払い頂けましたが、家庭教師の指導料くらいだと法的措置を取るのは割に合わないので、泣き寝入りということになります。)

家庭教師を募集しているご家庭を探す

条件を決めたら、次にご家庭を探しましょう。
探し方は例えば次のようなものがあります。

オンラインの無料掲示板で探す

家庭教師は無料で登録や応募ができ、ご家庭側は0~10,000円程度の手数料を支払って家庭教師とマッチングできるという掲示板がネット上にいくつかございます。
まずはそれらの掲示板に登録しましょう。以下の4つの掲示板がオススメです。
特にマッチングTeacherはオススメです。
募集が多い上に、ご家庭が手数料をお支払いをする前に連絡を取り合うことができ、成約率もとても高いです。
私も家庭教師をしておりますが、半分以上のご家庭はこのマッチングTeacherを経由しております。

オススメの無料家庭教師募集掲示板
  1. 家庭教師のTo-Last
  2. MEDICI
  3. マッチングTeacher
  4. 家庭教師POM.COM

逆に、この4つ以外の掲示板は登録しなくても大丈夫です。
UI/UXが悪い、募集が少ない、手数料が高い、などの要因から成約しづらい掲示板が多いので…。

SNSやサイトを立ち上げて宣伝する

一番有効かと思うでしょうけど、手間の割に意外と成約しません。
生徒様か親御様のいずれかをメインに訴求することになるのですが、いずれの場合も上手く行かないことが多いです。

生徒様に訴求する場合

小学生はそもそもスマホを持っていないことが多いです。
中高生には訴求しやすいのですが、決裁者は親御様です。
「中高生の子供がネットで知り合った大人」ということで、基本的には怪しまれて親御様に繋いでもらえないことが多く、仮に繋げたとしても怪しまれているので成約することは稀です。

親御様に訴求する場合

生徒様に訴求するよりは成約率は高いでしょうけど、そもそも親御様世代はネットやSNSを積極的に使っている方が少なく、オンラインでの訴求は難易度が高めです。

 

それと、そもそもの話として、多くのご家庭は家庭教師をお願いしようという発想にはなりません
なので、まずは家庭教師のニーズ喚起から始める必要があり、そのあとに自分を売り込む必要があります。
家庭教師の掲示板の場合は最初から家庭教師を必要としている方が募集をかけているので、家庭教師のニーズ喚起は不要です。
そういう点でも、SNSやサイトでの訴求は無料掲示板以上に難易度が高いとは思います。

私の場合だと、2018年1月~7月に動かしていたTwitterのアカウントから2件、2018年7月~に動かしているこちらのサイトから1件でした。
このサイトはこの前の受験シーズンで月7.5万PV程度で、それくらいまでサイトを育ててもこの程度です。
もう少し戦略を練ったら違うのかもしれないですが、無料掲示板には到底及ばないと思います。

ただし、集客の観点では微妙かもしれませんが、サービス内容を説明するためにSNSやサイトを動かすというのはすごく信頼感に繋がります。
私もこのサイトが結構信頼感に繋がっているみたいですし、LINE@やTwitter、YouTubeも自分のブランディングのために動かしています。
読書アカウントも持っているのですが、こちらも意外と信頼感に繋がっているようです。
サービス内容を説明するために、簡単なWebサイトやSNSアカウントを作っても良いかもしれません。

Webサイトを作るとすればWordPressがオススメです。(このサイトもWordPressで作っています。)
アメブロなどの企業のブログとは異なりカスタマイズ性が高く、好みに合わせてサイトを作れるのがポイントです。
(ただし、サーバーやドメインの契約、カスタマイズのやり方などで勉強することは多いです。サービスの説明くらいの数ページのサイトでも良いのであればWixでも良いかもしれません。)

スーパーなどにチラシを貼ってもらう

こちらは割とよく聞く方法だとは思いますが、そもそも貼ってもらえることが少ないですね…。
特に営利目的のチラシだとお断りされることが多いです。
私も2014年6月頃と2017年7~8月頃にいくつかのお店を回ったのですが、体感的に10件に8~9件は掲載を拒否されました。
肝心の成約率も高くなく、2014年の6月にスーパーからのお問い合わせで1件あったのみでした。

ポスティング

こちらがもっとも割に合わないアプローチかもしれません。笑
私が住んでいた横浜市港北区日吉のエリアで、一軒家を中心にポスティングを行ったのですが3,000枚くらいポスティングをしてお問い合わせはたったの1件でした。
それどころか、チラシに貼り付けていたQRコードからサイトにアクセスがあったのは、100枚あたりたったの3件でした。
ロードバイクで50時間くらい走り回ってこれなので、あまり良いアプローチではないのかな…とは思います。

家庭教師の契約をする

ご家庭を見つけることができたら、契約をしましょう。
契約の際に以下の2つの手順を踏むことをオススメします。

面談

条件や目標、期間などでお互いの認識にズレが起きないようにしっかり話し合って起きます。
特に期間は盲点となりがちなので気をつけましょう。
家庭教師を何年も続けられない方も多いでしょうから、「今度の受験まで指導します」などとお約束しておくことが大切です。

契約

簡単でも良いので、契約書を結んでおきましょう。
後から言った・言わないの話になるとお互いが不幸でしょうから、サービスの大本の部分だけでも明記してお互いに同意しておきましょう。

ちなみに、紙だと紛失のリスクがありますし、オンラインでの指導だと紙での契約は難しいので、電子署名で契約書を締結することをオススメします。
オススメはクラウドサインという電子契約サービスで、毎月5件まででしたら無料で利用できます。

クラウドサイン

家庭教師として指導する

契約を結んだら、生徒様の目標を達成できるように指導しましょう。
家庭教師として大切なのは、以下の2つだと思います。

指導力

生徒様の学力を伸ばすことは当たり前です。
「スキー教室に行ったらスキーが上手くなる」のは当たり前なように「家庭教師を頼んだら勉強ができるようになる」のも当たり前です。
自分の経験だけに頼るのではなく、指導者としての研鑽を怠らないようにしましょう。

学力が上がらないたった1つの理由

学力が上がらないたった1つの理由

2018年7月19日

人間的な信頼性

生徒様や親御様と短くない期間お付き合いするわけですから、生徒様や親御様に対して心理的負担がかからないよう配慮する必要があります。
高校までは友人などと仲良くできるのがコミュニケーションだったかもしれませんが、社会に出るとビジネスコミュニケーションの方が大切だったりします。
家庭教師をするにあたり、そのあたりも勉強するようにしましょう。

補足:開業届は出しておきましょう

家庭教師に限らず、個人でビジネスをする場合は開業届を出しておくことをオススメします。
開業届を出しておかないと、家庭教師の報酬が雑所得(控除があまり恵まれていない所得)での課税になってしまいます。
開業届を出して、さらに青色申告もしておくことで、65万円の控除が受けられます。
数枚の紙に記入するだけですし、切手代くらいしか費用もかからないので、開業届は出しておきましょう。

開業届を出すと毎年確定申告をする必要があります。
経費などを把握しておく必要があるのですが、紙やエクセルにいちいち記入するのは大変なのでアプリを使いましょう。
家計簿アプリにクレジットカードを登録し、なるべくクレジットカードで決済するようにしておくと、いちいち記入する必要はなく、月末などにまとめて経費か否かを仕分けるだけで済みます。
メジャーなのは以下の2つで、私はマネーフォワードを使っております。

オススメの家計簿&確定申告サービス
  1. 【公式】マネーフォワード
  2. 【公式】freee
現金で報酬を受け取れば確定申告をしなくてもバレないかもしれませんが、脱税なのでやめましょう。バレたら追徴課税となりますし、ご家庭にバレたら信用を失います。
年間200~300万円程度の稼ぎであれば、所得税と住民税を合わせても最大で10万円程度の支払いで済みますから、税金の勉強だと思って確定申告と納税はきちんと行いましょう。

まとめ

結局、以下の流れで家庭教師を始めることができます。

家庭教師の流れ
  1. 時給は2,500円くらいに設定
  2. マッチングTeacherに登録
  3. ご家庭と契約書を結ぶ
  4. あとは全力でご期待に応える

最後に…。
ご家庭は安くないお金を支払っております。
どこの誰とも知らない大学生に、月に何万円も支払うわけですから…。
それくらい親御様はお子様の勉強について不安を抱えており、お子様だって歳の離れた方と一緒に頑張れるかと不安を抱えております。
生徒様の成績を伸ばすのは大前提で、それ以外にも人間的な誠実さや生徒様の人間的成長にコミットするということがとても大切になるお仕事です。
誰かの人生の一部に大きな影響を与えるということを認識した上で、高いプロ意識を持って生徒様やご家庭をサポートするようにしましょう。

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