先生や友人がいろんな参考書・問題集について話しており、どの参考書・問題集を使おうか迷っています…。
使っている参考書・問題集が多すぎるので、参考書・問題集の数を絞りたいです。
こういったお悩みを解決します。
目次
参考書・問題集は3つの手順で選びましょう
①自分の課題を明確にし、それを解決するために必要なことを導く
志望校に合格するための目標点と現在の自分の得点を比較することで、自分の課題を明確にします。
例えば「センター数学1A・2Bで8割が目標なのに対し、現在の自分の得点は2割」だとすれば、「数学1A・2Bのあらゆる分野の知識が不足している」というのが課題として挙げられます。
この課題を解決するには「細かいことは置いておいて、まずは数学1A・2Bを網羅的に学ぶこと」が必要です。
②課題を解決するために必要な参考書・問題集の要件を定義する
「数学1A・2Bを網羅的に学ぶこと」を達成するために、参考書・問題集を選びます。
今回は関連記事のやり方で、問題集を解きながら数学1A・2Bの知識を身につけることにします。
「数学1A・2Bを網羅的に学ぶこと」を達成するための問題集の要件として、以下の3点が挙げられます。
- 高校範囲が網羅的に収録されている。
- 問題と(略解ではない)模範解答が載っている。
- 問題集を解き終えたときにセンター過去問で7割程度を取れるようになる。(ここに関してはフワッとしていますけど…。)
③要件を満たす参考書・問題集を選ぶ
先ほど定義した3つの要件を満たす問題集として、青チャートやフォーカスゴールドが挙げられます。
以上のような手順で参考書・問題集を選びます。
参考書・問題集の良し悪しなんてほとんどわかりません
ときどき大学受験生で「この参考書・問題集は良問ぞろいだ///」と言っている方がいますけど、本当に良し悪しをわかっているのか疑問です。笑
大雑把な良し悪しくらいは分かるでしょうけど、慶應理工に通いながら大手予備校の大学別模試(数学)の採点官を務める私ですら、数学の参考書・問題集の細かい良し悪しはわかりません。
せいぜい「青チャートは黄チャートより難しい」「1対1演習は青チャートよりも網羅率が低く、なんとなく難しそうだ」くらいで、青チャートとフォーカスゴールドの比較とかだと正直よくわからないです。
結局は、「自分の課題を解決するための要件を満たす」ような参考書・問題集を選ぶことが大切です。そうでなければ自分の課題を解決できないので。
逆に、要件さえ満たせていれば割となんでも大丈夫です。市販の参考書は作り込まれているので、参考書Aと参考書Bを比較しても1.1~1.3倍程度の誤差しかないのでは…と思ってます。
学校で配られている参考書・問題集の中で要件を満たすものがあればそれを使えば良いと思います。学校で配られたものは使い慣れていることが多いでしょうから、新しい参考書・問題集に着手するよりも習得は早いでしょうし。
そうでない場合に初めて参考書・問題集の購入を検討すれば良いと思います。
学校で配られた参考書・問題集で勉強をしているものの、今の参考書・問題集で受験勉強をしても良いのかがわからない…。