この記事は私がオーナーとして以前に運営しておりましたオンラインサロン「大学合格サロン」でのやりとりを、加筆訂正した上でまとめたものです。
サロン生からの質問
質問を受けての議論
なるほど。笑
まあ、一長一短ありますよね。
【長所】
「解く」という行為に集中することができるので、フロー(ゾーン)の状態を持続しやすい。
【短所】
答え合わせを後回しにしているので、本来は「解く→答え合わせ」の1回で完結するものが、体感的には「解く」と「答え合わせ」の2回触れることになり、この点で脳の切り替えが必要になる。(脳の負担が増加する、人によってはこちらの方がフロー(ゾーン)の状態を維持しにくい。)
加えて、「解く」際に深く問題意識を持っていた部分を後回しで振り返るので、「答え合わせ」の際に浅い気づきしか得られない可能性が高まる。
このあたりについては以下の本にロジックが細かく書いてあります。
それなら時間を決めて、タイマーの音が鳴ったら採点を始めるとかでいいのではないでしょうか?
それで解いている流れが途切れるということはありますが、締め切り効果で集中力も増すかもしれないですし…。
わからない(方針が全く立たない、解くための知識がない、など)問題への時間の削減にも繋がると思います。
特に高校一年生ならまずは典型的解法のインプットが中心になると思うので…。
アプローチの1つとしてはありだと思います。
ですが、青チャートだと問題のレベルのばらつきが大きくて一律に何分と決めづらいんですよね…。
これが東大27ヵ年などであれば一律25分でいい感じに回せるんですけどね。
※東大は150分で6問のため、1問あたり25分の時間配分になります。
解く前に一通り見ればある程度レベルって判断できると思うんですが、たしかに難しいかもしれないですね。
そうですね。
まあ、ほぼ全ての問題が典型問題ですから、「10分以内で解けなければ不正解」として、10分に設定するのはありだと思いました。10分に設定しておけば、いくら簡単な問題でも余る時間(損失が起こりうる時間)が8~9分なので、許容範囲なのかなと。
それとか、「筆が止まる(くらい理解不足な)時点で不正解」として5分に設定するのも手ですね。
正解の基準が上がるのがネックですが、時間的損失を大幅に抑えることができます。
ただ、問題のたびにタイマーをいじるのは手間ですし、集中力が途切れる原因にもなりがちですよね。
今思いついたのですが、青チャートの例題を解いているのであれば、以下のアプローチもありだと思います。
- 左ページの問題に取り組んでいる時は、右のページに紙を挟んでおく。
紙をめくらなければ次の問題に取りかかれないので、抑止効果はあるはず。紙に「まずは答え合わせ」などと大きく書いておけばなお気づきやすい。 - 右ページの問題に取り組んでいる時は見開きの真ん中に細いペンを置いておく。
ペンをどけなければ次の見開きにいけないので、こちらも抑止効果があるはず。
なるほど。
集中力も上がりそうです。さっそく試してみようと思います!
青チャートの丸つけって、みなさんはどのタイミングでされていますか?
今は気がついたタイミングで丸つけしているのですが、知らず知らずのうちに例題10個分くらいの丸つけが溜まってしまいます…。
解くことに集中してしまい、丸つけを忘れてしまうのです…。