この記事は私がオーナーとして以前に運営しておりましたオンラインサロン「大学合格サロン」でのやりとりを、加筆訂正した上でまとめたものです。
サロン生からの質問
質問に対する私の答え
なんとなくですけど。
参考書の選定をミスしたか、演習強度が低いことが原因かと思われます。
1つ目の「参考書の選定ミス」について。
網羅型の参考書を選ぶというのは皆さんもやっていると思うんですけど、よく見かけるのが黄色い参考書(2次元のイラストがかわいいやつ)か東進の参考書なんですよね。
それらの参考書ってわかりやすいんですけど、結構細かい知識が抜けてて9割には届きづらいと思ってて。
なので、多少わかりにくかったり分量が多くなったりしても、センターレベルは完璧に網羅している一冊を選ぶべきだと思うんですよね。
私のオススメはハンドブックシリーズです。
少し古めですが、コンパクトなのに知識が十分に載っているのがポイントです。
2つ目の「演習強度が低いこと」について。
多くの方は参考書を黙読したり、問題をひたすら解くことでレベルを上げようとするのですが、学習の強度が弱いんですよね。
黙読って流し読みになりがちなので時間対効果はそこまで高くないですし、問題演習も考え込む時間が多くなるほど時間対効果が低くなります。
私が家庭教師の生徒様に出す宿題はほとんど写経と音読で、これらを行うことで確実に知識を身につけることができます。これらは時間対効果は高いですが、すごく疲れるアプローチです。笑
次に「数をこなせば理論上は9割は確実なのか」について。
「センター範囲を全て網羅している参考書を100%頭に入れて」「過去問演習を十分に積み重ねて時間内に解けるように」すれば、10割に到達しますよね。当たり前なんですけど。
詳しい理論は以下の記事を参考にしてもらえると。
1冊を終わらせたのにセンター理科社会で9割を超えられない原因は演習量ですか?
数をこなせば理論上は9割は確実なのでしょうか?