この記事は私がオーナーとして以前に運営しておりましたオンラインサロン「大学合格サロン」でのやりとりを、加筆訂正した上でまとめたものです。
サロン生からの質問
質問に対する私の答え
「全国模試で毎回1位」「毎日遊び倒して勉強時間0」などであれば流石に「この受験生は受かる・落ちる」というのはわかりますけど、そうでなければ大雑把にしかわからないですね。
「東大模試でB判定だから受かるんじゃない?」「センターでギリギリ8割だから東大厳しいんじゃない?」くらいしか…。
私は家庭教師をしておりますが、徹底的に数値(現在の点数と合格最低点のギャップ、年度始めからの点数の伸び、大問ごとの正答率、音読のwpm、など)を見ることによって、「このままのペースで受かるか・落ちるか」を判断しております。大学側は基本的に数値のみで合否を分けるわけですし、受験生にもいろんな方がいるので、数値的判断に大きく頼っております。
受かるペースであれば計画通りに指導を進めますし、落ちるペースであればさらに細かい数値的分析をして根本的な原因を探ります。
その細かい分析で勉強法や根本的な思考回路、生活習慣などの「落ちる要素」を発見できることはあれど、それを「落ちる受験生の特徴」みたいに一般化することまではできないです。
以上が「受験前にわかる受かる受験生と落ちる受験生の違い」についてです。
以下は「受験後に振り返った受かる受験生と落ちる受験生の違い」についてです。
少子化なのに定員は昔と一緒の大学が多い上に、現在は大学以外の多様な進路が世間的にも認められていることから、大学受験での競争は昔ほど激しくはないように思えます。
おまけに、Youtubeや勉強サイトなど無料のわかりやすい教材もすごく多いです。
なので、「大学に通いたい方であれば、やるべきことを淡々とやれば仮に東大でも普通に合格できる」と言えます。
「運良く受かった」ことはあれど「運悪く落ちた」なんてことはほとんどないでしょうね。落ちた方がやるべきことをやっていなかったというのは間違いないと思います。
受かる受験生と落ちる受験生の違いってなんだと思いますか?