【教材はセンター過去問のみ】現代文の記述で合格点を取るための勉強マニュアル【マークは満点】

受験生のみなさん、現代文の勉強で迷っておりませんか?
点数を上げるために意識するポイントがわからない方もいれば、使う教材や勉強法がわからない方もいると思います。
そこで今回は、現代文で使う教材と勉強法についてまとめました。「教材はセンター過去問のみ」というタイトルで驚いた方もいるかもしれませんが、最後まで見てもらえると嬉しいです。

注釈
現代文の点数を上げるために意識するポイントについては別の記事にまとめたので、こちらを参考にしてください。
現代文で意識するポイント【2つのプロセスから考察】

現代文で意識するポイント【2つのプロセスから考察】

2018年7月19日

現代文の勉強で使う教材

タイトルの通り、センター現代文の過去問だけで十分です。

理由を説明する前に、関連記事に書いてある「現代文を解くのに必要な能力」を引用します。

現代文を解くのに必要な能力
  1. 国語力
  2. 解答作成能力
現代文で意識するポイント【2つのプロセスから考察】

現代文で意識するポイント【2つのプロセスから考察】

2018年7月19日

そして、センター現代文の過去問だけで十分な理由なのですが、「国語力」についても「解答作成能力」についても、センター現代文の過去問に取り組むだけで十分に鍛えられるからです。

センター現代文の過去問だけで十分な理由
  1. 「国語力」は、センター現代文の文章を何回か音読することで身につけることができるから。
    センター現代文の文章のレベルは東大と比べても遜色なく、この文章を音読することでどこの大学の入試でも通用する国語力を身につけることができます。
  2. 「解答作成能力」についても、センター現代文の解答解説から学びとることができるから。
    これは東進の林修講師も言っていましたが、センター現代文の正解の選択肢はとても素晴らしく、正解の選択肢の通りの記述解答がかけるように訓練すれば、どこの大学の入試でも通用する解答作成能力が身につきます。

それでは、このセンター過去問の使い方をマニュアルにしたものを次に示します。
このマニュアルに沿って勉強することで、現代文で必要とされる能力を全て身につけることができます。

現代文の勉強法

前提

センター過去問は大問ごとに切り分けて利用します。
例)大問1,2(現代文)・大問3(古文)・大問4(漢文)のうち、大問1だけを5年分くらい使って勉強し、そのあとに大問1を1年分使って勉強したことが身についているか確認する。

国語力を身につけるための勉強

音読

文章を音読することで、教養や論理的思考力、言語力が身につきます。

  • 音読を最低でも3回は行います。
  • わからない言葉・概念はスマホで調べ、最低でも2回は書き取りを行います。

解答作成能力を身につけるための勉強

写経と理解

模範解答を写経することで、正しい解答を身体に染み込ませることができます。解説を熟読し理解することで、解答作成能力が高まります。

  1. 大問1の設問1(漢字の問題)は、選択肢を含めて最低でも2回ずつ書き取りを行います。これにより、30個の漢字の練習をすることができます。
  2. それ以外の問題については、正解の選択肢を最低でも2回は書き写します。
  3. 解説を熟読して、次からは正解の選択肢を記述で解答できるくらい深く理解します。
    例)「どの段落から解答根拠を拾ってきたのか」「解答根拠をどう繋ぎ合わせて正解の選択肢のように表現したのか」など
    ※記述で解答できない設問(「文章と合致するものを選べ」など)については普通に理解すれば大丈夫です。
演習に取り掛かる前の下準備

演習に取り掛かる前の下準備を行うことで、演習をスムーズに行えるようになります。

  1. 設問の上に、解答根拠となる段落をメモしておきます。
    例)設問3の解答根拠が第4段落~第9段落にあるのであれば、設問3の上に「④~⑨」とメモしておきます。
    ※記述で解答する設問(「なぜか。理由を述べよ。」「どういうことか。説明せよ」など)のみ行います。
  2. 選択肢を塗りつぶすなどして見えなくします。
    ※1冊しか過去問を持っていないと、設問を確認できなくなってしまいます。中古で良いので、過去問をもう1冊購入して塗りつぶします。
    ※記述で解答できない設問(「文章と合致するものを選べ」など)と大問1の設問1(漢字の問題)は塗りつぶさないようにします。
演習

以下の関連記事を参考に、間違えた問題は解けるようになるまで繰り返し解きましょう。

  1. 大問1の設問1(漢字の問題)は、30個全てを漢字で答えましょう。
  2. 記述で解答する設問(「なぜか。理由を述べよ。」「どういうことか。説明せよ」など)は、正解の選択肢と同様のことが書けていれば正解です。
    ただし、選択肢のままだと記述の場合に語尾が不適切な場合があります。「なぜか。理由を述べよ。→~から。」「どういうことか。説明せよ。→~ということ。」など、適切な語尾で解答するようにします。
    ※先ほど設問の上にメモしておいた段落だけを読んで解答をすれば、時間の節約になります。
  3.  記述で解答できない設問(「文章と合致するものを選べ」など)は、普通に選択肢を選んで解答します。
問題集の進め方のチャート図

問題集を完璧に仕上げるマニュアル【いきなり解答解説を読みましょう】

2018年7月18日

勉強したことが身についているかの確認

検証(センターで満点取れるかを確認したい場合)

1年分の大問から1つ選んで、点数を測定します。

  1. 25分の時間を測定し、マークで普通に解きます。
    ※25分にしているのは、古文漢文よりも解答時間がかかることを想定しているからです。
  2. 点数を集計します。
  3. 復習します。上記の「国語力」「解答作成能力」を身につけるための勉強を行えば大丈夫です。
検証(記述で合格点が取れるかを確認したい場合)

1年分の大問から1つ選んで、点数を測定します。
※選択肢を塗りつぶした方を利用します。

  1. 50分の時間を測定し、記述で解ける問題は全て記述で解きます。漢字は30個全て解答します。
  2. 点数を集計します。設問ごとに「だいたい合っていて満点、少し間違っていて半分、それ未満は0点」という風に大雑把に点数をつけます。
  3. 復習します。上記の「国語力」「解答作成能力」を身につけるための勉強を行えば大丈夫です。

【勉強法は英語と一緒です】古文の勉強マニュアル【教材はたったの2つ】

2018年7月28日

【勉強法は英語と一緒です】漢文の勉強マニュアル【教材はたったの2つ】

2018年7月28日

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