受験勉強において、単元別の対策はあまり意識しなくて良いたった1つの理由

主に学校や予備校に所属していると、単元別の学習を強く意識してしまいますよね。
学校だと「1学期が三角関数で、2学期が対数で、3学期が微積で…」のような感じで。
予備校でも「1~3コマ目が仮定法で、4~7コマ目が前置詞で…」のような感じで。

そういう環境にいると
「三角関数が苦手なんだけど、どうしよう…。」
「前置詞ができないから、前置詞の参考書を買おうか、予備校の夏期講習を取ろうか…。」
みたいな思考回路になりがちなんですよね。

でも、これってあまり気にする必要はないと思っていて。
なぜなら高校範囲を網羅している参考書・問題集で勉強すれば、単元ごとに理解のムラができていると言ってもたかがしれているからです。
市販の参考書・問題集で、ある1つの分野が他の分野と比べて明らかにクオリティが低いなどということは珍しいでしょうし、一通り勉強をしたらだいたい同じような理解度になるはずなんですよね。
仮に苦手な単元ができたとしても、その単元だけもう1周取り組めば普通に克服できるレベルではないでしょうか。

ちなみに、予備校とかってこの苦手を意識させるのがすごく上手なんですよね。
具体的には、以下の流れで。

無料の短期講習や模擬試験を受験してもらう
→(気にしなくても良いレベルの)単元の苦手を指摘し、不安を煽る
→お金を払ってもらって講習を取ってもらう
→その講習を受ける中で生じた単元の苦手を指摘し、さらに不安を煽る
→お金を払ってもらってさらに講習を取ってもらう
→(以下無限ループ)

つまり、マッチポンプですね。
マッチポンプの意味を簡単に説明すると、「自分で問題を起こし、その問題を解決することでお金を得ること」です。
詳しい意味はググってもらえると。

特に東進などがこのサイクルで入塾&入金させるのがすごく上手なんですよね。
東進は長期休みのたびに無料講習をやっていますし、全国統一高校生テストも無料ですからね。
現在教育業界でトップの企業で、ビジネスはとても上手だと思います。

ということで、受験生の方にお伝えしたいのは、「単元ごとの細かい出来や不出来に目をやるのではなく、大局的なこと目を向けましょう」ということです。
大局的なことが上手くいっていれば、細かい箇所で多少上手くいかなくても割と良い方向には進むので…。

何事も、広い視野を持つことが大切です。

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