問題集を解いても、なかなか定着しない、テストの点数が伸びない、といった方が多いですよね。そういう場合はどうすれば良いのでしょうか。
よく考えて解く?何周も問題集を解く?
でも、それだと時間がかかってしまいますよね。
そこで今回は、問題集を完璧に仕上げる方法を紹介致します。
私は以前家庭教師をしておりまして、このやり方で生徒様は成績を大きく伸ばしております。
定期テストや受験の勉強の参考にしてもらえると嬉しいです。
まずは解答解説を読む
問題をいきなり解いている方が多いと思われますが、それだと時間がかかってしまいますよね。
問題を解く前に解答解説を読むことで、問題集にかかる全体の時間を2~3割くらい短縮することができます。
問題集に取り組む時間の比較
- いきなり問題を解いて、正解するまでの時間は10
- はじめに解答解説を読む時間は2~3
その後に問題を解いて、正解するまでの時間は5
※あくまで大体の試算です。
解答解説を読むとき、具体的に以下のことを行います。
解答解説を読むときに行うこと
- 模範解答および解説をひと通り読む。
- 重要項目は数回でよいので書き写す・声に出して読む。
- 疑問点は教科書やグーグル検索で調べて理解する。
- 記述問題の場合は、記述解答の書き写しをする。
この段階では模範解答及び導出プロセスをしっかり理解することに努めます。
これに取り組むのは問題集の1周目のときだけで大丈夫です。2周目以降はすでに解答解説がある程度頭に入っているはずなので…。
全ての問題が解けるようになるまで解く
問題集のゴールは、「収録されているどの問題についても満足の行く解答ができること」にします。
これを達成するために、以下の考え方のもとで問題に取り組みます。
問題演習での考え方
- 解けた問題は1度だけで良い。
- 解けなかった問題は解けるようになるまで何度でもやり直す必要がある。
具体的には以下の手順を踏みます。
①問題集の全ての問題を解き、正解の問題をA、不正解の問題をBに振り分ける
身についていない問題のみを集中的に取り組めるように、まずは自分が解ける問題と解けない問題を区別します。
問題に取り組んで、正解した問題をAに、不正解の問題をBに振り分けます。
Bの問題は、②の段階で解けるように模範解答や解説を完璧に理解します。
問題演習に取り組んで、2分くらい考え込んでしまう(ペンが止まる)のであれば、Bに振り分けてすぐに模範解答を見ましょう。考え込む時点で、その問題は身についておりません。
※AとBを区別するやり方の例を示します。区別できればなんでも大丈夫です。変に凝ってしまうと時間が勿体無いので…。
AとBを区別する方法
- 問題に鉛筆で印をつける
- 付箋やクリップで区別する
- エクセルでシートを作成して記入する
②①でBに振り分けたもののみを全て解き直す
Bの問題のみ2周目を行います。
正解したらBからAに振り分けます。不正解であればBのままにしておきます。
これをBがなくなるまで繰り返します。
1つの問題を解くのは1日につき1回にしましょう。
1日に何度も解けばその日のうちに正解するでしょうけど、それは短期記憶によって正解したのであって、身についたかどうかの確認にはならないので…。
1問につき1日に1回だけ挑戦してみて、間違えたら翌日以降に再び挑戦してみるのが良いと思います。
1日に何度も解けばその日のうちに正解するでしょうけど、それは短期記憶によって正解したのであって、身についたかどうかの確認にはならないので…。
1問につき1日に1回だけ挑戦してみて、間違えたら翌日以降に再び挑戦してみるのが良いと思います。
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