3つの要素から考える英語の勉強法

受験生のみなさん、英語の勉強は順調ですか?
英語が受験で必要とされない大学はほとんどないと言っても良く、大学入試ではカギを握る科目です。
にも関わらず、英語を苦手とする方は多く、多くの受験生の悩みの種となっております。
英語の特徴として、「一生懸命に勉強しているにも関わらず英語だけが伸びない」ということが起こりやすい科目です。

そこで今回は、3つの要素に分けて、英語についての考察を行いました。
この記事を読んでもらえれば、英語が他の科目とは明らかに違うことがわかり、英語の苦手を脱却できるようになります。
そこまで長い記事ではないので、最後まで読んでもらえると嬉しいです。

あくまで大学受験のための英語の勉強法です。
なので、かなりリーディングに寄ったことを書いてます。
他の3技能(ライティング、リスニング、スピーキング)につながる基礎を身につけることはできますが、それを実践レベルに引き上げるためにはまた別の訓練が必要になります。

英語を要素に分解してみる

まずは英語が何からなるかを分解してみましょう。
一つの捉え方として理解してもらえると嬉しいです。

結論からいうと、英語は単語と文法「のみ」からなります。
部品(=単語)をある結合規則(=文法)に基づいて連ねたものが英文です。

こう考えると、英語ってすごくシンプルです。
なので、英語の勉強は単語の暗記と文法の理解のみをしていれば大丈夫です。

…これがおかしいというのはわかりますか?
これって従来の日本の英語教育で行われてきたことです。しかし、日本人が英語を使いこなせないことは有名で、これではダメなことは割と証明されています。

何がおかしいのでしょうか?
例えば、センター英語の筆記の試験時間は80分ですが、これが10倍の800分であれば、単語と文法さえ身についていれば問題なく満点を取ることができるでしょう。ですが、実際の試験時間は80分です。そんなにゆっくり解くことはできません。

これでお分かりですね。
単語と文法以外に処理能力を身につける必要があります。

この処理能力というのが、多くの受験生にとって割と見落としがちなポイントです。
リーディングやリスニングはすぐに読み取れなければならないですし、ライティングやスピーキングはすぐに考えを表現できなければならないです。ゆえに、処理能力を上げる訓練がとても大切になります。

一生懸命に勉強しているにも関わらず英語だけが伸びない方へ
「一生懸命に勉強しているにも関わらず英語だけが伸びない」という方のほとんどは、この処理能力の不足が原因です。
このような方はおそらく学校や塾の授業をしっかり聞いて、自習にもしっかり励んでいると思われます。そういう方は物事の理解や暗記はしっかりできておりまして、ゆえに他の科目は一定の成績を保っていることが多く、英語に関しても単語テストや文法問題のスコアは高いはずです。
ただ、普段から処理能力を上げる訓練をしていないわけですから、英語の処理能力に限ればこの方のレベルはものすごく低く、極端に言えば中学生レベルです。
なので、そのような方は処理能力を底上げする必要がありまして、それを次で説明します。

上記のことを意識して、処理能力単語文法の3つの要素を鍛えるための方法を具体的に説明します。

処理能力

鍛え方

リーディングの処理能力とは「左から右の順方向に、意味を取りながらスラスラ読める」ことに尽きると思います。

そのためにオススメの勉強法として長文の音読が挙げられます。
なぜかというと、音読をしているときは逆方向に読むことは不可能で、自然と順方向に読む習慣がつくからです。長文問題をただ解いているだけだと、無意識のうちに戻り読みをしてしまいます。それだとなかなか順方向に読む習慣が身につきません。

到達目標や能力にもよりますが、以下の3点を意識すれば、「意味を理解しながら素早く英語が処理できる」ようになるはずです。

音読で意識するポイント
  1. 一つの長文につき最低でも20~30回程度音読をする。
  2. わからない箇所は適宜和訳を確認し、意味を意識しながら音読をする。
  3. CDの音声をよく聴き、よく真似る。

特に3つ目のポイントが重要です。
CDを聴かずに独自の発音で音読をしていると、正しい発音が身につきません。そうなると言語を正しく認識することができず、処理能力も落ちてしまいます。それ以外にもアクセントの問題やリスニング等の他の技能にも響いてきますからね。少なくとも英語を勉強し始めた頃はCDがついている教材での音読をオススメします。
以下の記事も参考になると思います。

音読をするのにオススメの教材

音読するのにおすすめの教材は速読英単語シリーズ
200ワード程度の長文が60個程度収録されており、単語の習得をかねて音読をすることができます。

もう少し長い文章で音読したいのであれば、多読英語長文がおすすめです。
標準的な英文が多く、どのスクリプトも300~1000ワード程度と程よい長さで、音読しやすい英文が揃っております。

英語の長文音読の教材をこちらの記事にまとめましたので、参考にしてもらえると嬉しいです。

音読

英語の長文音読の教材まとめ13選

2018年8月2日

単語

よく単語の暗記に一生懸命になっている方を見かけますが、個人的にはそこまで一生懸命になって覚える必要はないと思います。
理由は明白で、以下の2つの理由が挙げられます。

英単語を必死で覚える必要がない2つの理由
  1. そもそも単語自体の意味(appleを和訳せよ、など)を問われることがほとんどないから。
  2. 長文にある単語の意味を文脈からある程度推測すれば良いから。

「文脈からある程度推測すれば良い」というのがポイントで、一問一答の形式で問われることもある世界史のように、一生懸命に暗記する必要性はそこまで高くないと思っています。単語を見て大体の意味がわかればそれで良いのではないでしょうか。

教材に関しては以下のポイントで選ぶのをおすすめします。

英単語の教材を選ぶポイント
  1. 処理能力も鍛えられる単語帳を選ぶ。
  2. そうでなければアプリを使う。

基本的には速読英単語で良いのですが、諸事情により速読英単語を使用することが難しければ単語アプリを利用することを強くオススメします。紙媒体と比較して、4技能で単語に触れることができ、間違えた単語はアプリが自動で管理してくれるという点が優れています。これらは紙媒体とは比較にならないほどのメリットです。

オススメのアプリはmikanとスタディサプリ英単語です。
特にmikanは市販の単語帳(シス単や鉄壁など多数)も収録されており、この記事を見てスムーズに切り替えることができるのでオススメです。

英単語アプリ mikan

英単語アプリ mikan
開発元:mikan Co.,Ltd.
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スタディサプリ 英単語

スタディサプリ 英単語
開発元:Recruit Co.,Ltd.
無料
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文法

こちらも一生懸命に勉強している方をよく見かけますが、単語と同様にそこまで一生懸命に勉強する必要はないと思います。
確かに文法問題も出題されますが、センター試験でも配点は200点満点中40点程度ですし、私大や国公立2次になると文法自体が問われることはほとんどございません。
ゆえに、「文法問題で6~7割取れる程度に理解しておけば良い」ということになります。そのレベルまで仕上げておけば、長文を読むのに支障を来すこともないでしょうし…。

なので、文法書を1冊熟読すればそれで十分だと思います。
オススメはEvergreenです。
フルカラーで見やすい上に解説をわかりやすく、索引があるので普段の英語の勉強で辞書代わりに使用することも可能です。

ちなみに、よく「英文解釈は必要ないんですか?」と聞かれますが、あれも文法の訓練の一種ですよね。
個人的には必要ないと思っていますが、過去問の点数を見て必要だと思えばやれば良いのではないでしょうか。

まとめ

結局のところ、英語の勉強でやることは以下のようになります。

英語の勉強でやること
  1. 文法:文法書(Evergreenなど)を熟読する。
  2. 処理能力:熟語の勉強を兼ねて速読英熟語に取り組む。
  3. 単語:隙間時間でmikanに取り組む。
英単語アプリ mikan

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上記の勉強を行えば、センター9割は普通に到達するはずです。
あとは志望校に合わせて、長い長文や難しい長文の音読を行なったり、例文暗記をしてライティング(英作文)に対応できるようにすれば大丈夫だと思います。

たくさんの教材に取り組んでいる受験生が多いですが、上記のように少ない教材で英語(少なくともリーディング)の能力は十分に鍛えることができます。
まずは教材を絞り込み、徹底的に反復をし、処理能力の底上げを行いましょう。そうすれば受験レベルの英語で困ることはなくなるはずです。

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