この記事は私がオーナーとして以前に運営しておりましたオンラインサロン「大学合格サロン」でのやりとりを、加筆訂正した上でまとめたものです。
サロン生からの質問
質問に対する私の答え
まずは東進模試のレベルについて。
本番のレベルと同等だと思います。
6月の東大本番レベル模試は手加減している感じがしなくもなかったですけど、おおむね本番のレベルだと思います。
次に大問別で検証を行うことについて。
アプローチとしてだと思いますが、時間の設定には注意する必要があると思います。
例えば国語だと、(大問別で数値を取ろうとして)1問25分とかにすると、合算したら100分です。なので、点数の数値目標を達成した後に「時間を詰めるために時間の数値目標を設定し、それを達成するためのアプローチを行う」必要があります。
「じゃあ最初から20分にすればいいんじゃないの?」という話ではありますが、漢文と現代文だったら現代文の方が時間かかる方が多いですから、そんなに簡単な話でもないんですよね…。
要約すると
「大問ごとで点数を取ることで、単元ごとで細かくPDCAを回せるようになるのが利点です。ただ、時間の問題があるので、点数の数値目標を達成した後に、時間の数値目標も設定してそれも達成する必要がありますよ」
ということです。
数値目標の設定の仕方などは「鬼速PDCA」に詳しく書いてありますので、参考にしてください。
ありがとうございます。
国語だと時間配分が大きな要素になると思うし、問題の質が過去問とは少し変わってくると思うので基本的に過去問での検証にしようと思っています。
ですが、日本史や理科基礎、倫理政経などはそのようなことがほとんどないと思うので、直前期の過去問演習までに模試を活用しようかと思い質問しました。
つまり
「検証を過去問ではなく東進模試の過去問で行って良いか?」
ということですかね?
はい。そうです。
「大問ごとに検証をして良いか?」ではなく「検証を過去問ではなく東進模試の過去問で行って良いか?」という質問だったんですね。
失礼しました…。
それは大丈夫です。
東進の模試は本番の傾向ともかなり近いですので…。
科目に関わらず、東進模試の過去問はセンター過去問の代用ができると思います。
わかりました。
センター試験で暗記系科目は特に過去問、模試から似た問題が良く出るので、インプットが一通り終わったなら
「演習系のテキスト→過去問」
より、多く使える模試で適宜知識を埋めていく方がいいかと思いました。
それでいいと思います。
ただ、東進に通っているゆえに演習系のテキストを行うのでしょうけれど、演習系のテキストをやらずに過去問の繰り返しでもいいと思いますよ!
入試を解けるようになるための一番良い問題演習は過去問なので…。
いえ、自分は演習系のテキストはやらず、過去問の繰り返しでいくつもりです…。
あ、そうなんですね。
それがいいと思います!
わかりました!
追加で質問なのですが、センター試験の暗記系科目(理科・社会)で、検証の基準って何かあったりしますか?
それはその方によって異なるのですが、その上で…。
私が家庭教師で旧帝大を志望する生徒様を指導するのであれば、以下の2つのポイントを確認します。
- 2問以上落としている大問はないか。
落としているのであればその単元はやり直したほうが良いかもしれません。 - 全ての大問の合計で8割に到達しているか。
到達していないのであれば、全体的な底上げが必要かな?と疑います。特にセンターの理社は英数国と比べて簡単で、8割は押さえたいので。
わかりました!
ありがとうございます!
いえいえ
頑張ってください!
東進模試のレベルについてどう思いますか?
あと、学習の結果を東進模試の過去問(大問別演習)という講座を使って行おうと思うのですが、この検証の仕方についてどう思われますか?
例えば社会などで、
「ある単元をインプット→大問別で確認」
みたいな感じです。