問題集は「模範解答の写経・音読→問題演習」とした方が良い4つの理由

私の家庭教師を受けている方はわかるはずですが、宿題の半分程度が写経・音読で、残りが演習です。
というか、ほとんど写経・音読かもしれません。笑
演習をやるとしても、それは写経・音読が終わってからにしています。

普通、学校や塾で出される宿題はほぼ全てが演習ですよね。
なぜ私はそんなに写経・音読を重視するのでしょうか。
その理由が4つありまして、それを説明します。

問題集の進め方のチャート図

問題集を完璧に仕上げるマニュアル【いきなり解答解説を読みましょう】

2018年7月18日
写経・音読から入った方が良いのは、「A~Cで習熟度を分けた場合の、B~Cにあたる生徒様」です。習熟度がAの生徒様については写経・音読で身につけるべき能力は身についていることが多いので、いきなり演習で大丈夫です。

いきなり演習は難しいから

最初から演習を宿題としてしまうと、ほとんど宿題が進まないんですよね。
これを「まずは模範解答の写経・音読→それが済んでから演習」という形で克服します。
写経・音読ができない生徒様はほぼいないでしょうし、写経・音読を済ませてからであれば演習ができない生徒様もほとんどおりません。なので、「難しくて宿題が進まない」という事態をほぼ回避することができます。

課題を発見しやすいから

「写経・音読演習」と分けるとどこに課題があるのかを把握しやすいのですが、いきなり演習をしてしまうとそれが把握しづらくなってしまいます。
例えば青チャートをやっている場合だと、以下の検討項目などがありますよね。

青チャートを用いて勉強する場合の検討項目
  1. 公式が覚えられていないのか
  2. 計算スピードが遅いのか(単純計算は写経の段階でも行ってもらいます。)
  3. 書き慣れていないのか
  4. 演習に慣れていないのか
  5. 難しい問題・複雑な問題には対応できないのか

「1~3個目は写経・音読の段階で克服すべき課題であり、4,5個目は演習の段階で克服すべき課題である」ので、「写経・音読→演習」という風に進めると何が課題なのかを判別しやすいです。
一方、いきなり演習をしてしまうと1~5個目の全てを検討しなければならず、課題の把握が難しくなってしまいます。

難易度別に参考書を用意しなくて済むから

全ての勉強を演習だけで進めようとすると、今の自分のレベルに合わせて複数の問題集を用意する必要があります。
一方で、写経を取り入れると、簡単な問題集(の演習)を難しめの問題集(の写経)で代替することができるので、問題集の数を減らすことができます。
(例えば数学だと、「黄色チャート+青チャート」→「青チャート」のように減らすことができます。黄色チャートを解くよりも、青チャートの模範解答を書き写す&理解する方が楽ですからね…。)

宿題が終わる時間を読みやすいから

ここでも青チャートを例に。

写経・音読にかかる時間は
T1
:写経・音読を終わらせる時間
a
:模範解答の写経・音読をする時間
b
:模範解答を理解する時間
x
:問題数

として
T1 =
(a+b)x = (定数項)×(問題数)
と表すことができます。
少なくとも生徒様側はabを肌感覚で把握できているはずなので、「写経・音読がだいたいどれくらいの時間で終わるか」を読みやすいです。(時間を測れば私も生徒様もa+bを把握することができます。)

写経・音読を行った後の演習にかかる時間は
T2
:演習を終わらせる時間
c
1問にかかる時間
d
:正解する問題の割合
x
:問題数

として
T2=cx+c
x(1-d)+cx(1-d)2+cx(1-d)3 …
= cx/d =
(定数項)×(問題数)

と表すことができます。
少なくとも生徒様側はcdを肌感覚で把握できているはずなので、こちらも「演習がだいたいどれくらいの時間で終わるか」を読みやすくなります。(時間を測れば私も生徒様もcを把握することができます。dについては記録しておけば正確に把握できます。)

もしこれをいきなり演習としてしまうと
T3:演習を終わらせる時間
e1問にかかる時間
f:正解する問題の割合
x:問題数
として
T3 = ex/f = (定数項)×(問題数)
と表されるのですが、T2と比較すると、
e >> c(1問にかかる時間が大きく増える)、f << d(正答率が大きく落ちる)
となり、
e/f >> c/d
となります。
T1+T2 = (a+b+c/d)x
とT3の比較ですが、a+bの時間を考えてもおそらく
e/f >> a+b+c/d
となるので、「写経・音読→演習」と分けた場合よりも時間がかかってしまいます。

おわりに

ということで、今回お伝えしたいのは
「要素に分解して、段階を踏んで勉強をしましょう。そうすることで目標に到達するまでの時間を把握しやすいだけでなく、自分の弱点がどこにあるのかを把握しやすくなります」
ということです。

参考になれば嬉しいです。

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