この記事は私がオーナーとして以前に運営しておりましたオンラインサロン「大学合格サロン」でのやりとりを、加筆訂正した上でまとめたものです。
サロン生からの質問
質問に対する私の答え
浪人時代は和田秀樹さんの「東大合格の極意」に基づいて勉強しておりました。
それを踏まえて、和田秀樹さんんの勉強理論についてお話しますね。
学校の先生や予備校講師と比べれば正しいけど、ベストには程遠いという認識です。
和田秀樹さんは、少なくとも受験勉強に於いて圧倒的な成績(現役で慶経、慶医、理3の全てに合格)を残しております。
この方の右に出る方はなかなかいないでしょうね。
ただ、だからなのかかなりご自身の経験に囚われている気がします。2018年の東大合格の極意も見ましたが、相変わらず古い勉強法だなぁ…とは正直思いました。
経験主義というか…。
なんとなくわかりますか?
例えばどのような勉強法が古いんですかね?
東大合格の極意に書いてある内容だと、例えば「英語について、現在は勉強法の研究や勉強アプリがかなり高度化しているのに、音読学習やアプリの導入などの提言がほとんどない」というのが一番顕著ですね。
英語に関しては僕も古典的な方法で成績を伸ばしたので気付きませんでした。笑
そうなんですね。笑
ただ、京大などを除いてどの大学も長文化してますから、勉強法の変革は必要だと思います。
なるほど。
まあ、2005年に出した「試験に受かる人落ちる人」って本しか読んだことないんですけど…。
私もそのを読んで和田秀樹さんのことを知りました。
この本はすごく良いことが書かれており、現在の私の指導にもかなり活きております。
「直前最終までの追い込み」「問題集中心型の勉強」「最悪の状況を想定しておく」などなどですが、確かにえぬさんも仰ってることばかりですね。笑
そうですね。
勉強法を本気で考えるようになったのは和田秀樹さんの本を読んでからなので。笑
だからこそ、東大合格の極意で具体的な戦術の話になった時に「あれ?」とはなったんですよね…。
受験に対する捉え方のような根幹的な部分は正しいけども、各教科の受験対策については遅れ気味と言うことですかね…。
そうですね。
もう少し本質的にいうと
- 精神医学や科目別の勉強法の知識自体は素晴らしい
- ただ、PDCAサイクル、MECE、フェルミ推定etcなど、ビジネス的な考え方がほとんどない
- 本質や原理ではなく経験で語っている
という感じですかね…。
なるほど…。
ところで、「直前1週間で2ヶ月に相当する勉強ができる」って記述がありますが、えぬさんも実感したことありますか?
ありますよ。
具体的には、浪人の頃のセンターの地理で85点(過去最高点)が取れたり、数学2Bで30分残して満点を取れた時に感じましたね。
あとは、大学の期末試験でいつも感じでいます←
僕普段の定期テストから詰め込めるタイプじゃなくて、高校入試も直前に失速して落ちちゃったんですけど…。
同じですね。
高校入試の直前で失速して落ちたのも私と一緒です。笑
センター試験や二次試験にあたって、直前に集中するための下準備って何かしましたか?
特にないですね。
普通に1週間の予定を立てて勉強を進めていました。
そうですか、普通にやるのも大切かもしれませんね。
ありがとうございました!
いえいえ
頑張ってください!
最近和田秀樹さんの本(ケアレスミスを無くす50の方法など)をよく目にするのですが、実際のところ和田秀樹さんの勉強理論は正しいのでしょうか?