大学受験生のみなさん、過去問演習は順調ですか?
志望校の過去問はほとんどの方が解くのですが、過去問演習をどのようにすれば良いのか今ひとつわからない方も多いと思われます。
過去問演習は、主に2つのやり方に分けられると思います。
- 過去問を大問ごとにバラして解く
つまり、問題集のように解く。実力をつけることが主な目的。 - 過去問をセットで解く
本番を想定して、自分の実力を検証することが主な目的。
- については、問題集の進め方と変わらないので、そちらの記事を参考にしてもらえると嬉しいです。
- についてをこの記事で説明します。まずは過去問演習についてのよくある質問にお答えし、そのあとに過去問演習のやり方を示します。
目次
過去問演習についてのよくある質問
Q1.過去問はいつ頃取り組むべきですか?
A.その科目の勉強がひと段落ついた時に取り組みましょう。
セットで過去問を解くのであれば、それは自分の実力を検証するためです。
短期間で1科目の勉強を集中的に行い、それが終わった後に過去問でその勉強の成果を検証しましょう。
年度始めから過去問でこまめに検証を行い、適切に課題を見つけて解決していくことが大切です。
Q2.過去問は時間を計って解くべきですか?
A.はい。実際の試験時間と同じ時間で取り組むことをオススメします。
時間を計らないのであれば、セットで解かずに「大問ごとに解答して、すぐにその大問の答え合わせ」とした方がすぐに疑問を解決でき、成長は早いですからね…。
以下のように時間を計り、実力を検証しましょう。時間の計り方を以下のように工夫することで、課題を明確に把握することができます。
- 実際の試験時間と同じ時間で解く
これにより本番基準での自分の実力を検証することができます。 - 実際の試験時間よりも少し長めの時間で解く
例えばセンター数学1Aの時間を75分に設定する、などです。「まずは長めの時間で全問正解できることを目指し、それが達成されたら時間を縮めることを目指す」という風にすることで、「解答能力」と「解答スピード」の検証を別々に行うことができます。
Q3.過去問の答え合わせはどのようにすれば良いですか?
A.最初は「ほぼ合っていて○(満点)、若干間違っていて△(半分)、それ以下は×(0点)」みたいな大雑把な付け方で大丈夫です。
これくらい大雑把でも、大体の実力は検証できますし、次の方向性も決めることができます。
ただ、採点の精度が高いに越したことはないので、模擬試験の解答冊子などから採点基準を学び取り、自分の採点能力を高めるようにしましょう。
Q4.過去問のやり直しや2回目はどのように取り組めば良いですか?
A.大問ごとにバラして取り組みましょう。
1度解いた問題は、本番を想定した実力の検証には使いづらいです。
実力をつけることを目的に、問題集のように取り組みましょう。
以下の記事も参考になれば嬉しいです。
過去問演習のやり方
以上の考えを踏まえて、過去問演習のやり方を示します。
- 時間を測って過去問を解く
- 答えあわせをする
- 完答できた問題と完答できなかった問題に振り分ける
- 完答できなかった問題は解けるようになるまで解き直す
まあ割と普通のやり方ですね。
ポイントなのは「解きっぱなしにするのではなく、間違えた問題は解けるようになるまで解き直す」という点でしょうか。
参考にしてもらえると嬉しいです。
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