受験生のみなさん、センター試験の理科基礎でどの科目を取るかはもう決まってますか?
理科基礎には多くの科目があり、どの科目を選ぼうか迷っている方も多いと思われます。
そこで今回は、各科目の特性を考察した上で、「計算力」と「暗記量」という観点から科目が選択できるような記事を書きました。
この記事の結論のところだけを見てもらえれば、タイトルの通り3秒で選択科目を決められるようになります。
センター理科基礎の各科目の特性
物理基礎
- 計算力:★★★
- 暗記量:★☆☆
覚える公式は50個もなく、暗記事項は他の3科目と比べてダントツで少ないです。
一方で、ほとんどの問題が公式を用いて解く問題なので、4科目のうちもっとも計算力が必要となります。
加えて、他の3科目は単純計算ができればなんとかなる一方で、物理基礎に関しては数学的な考え方や高校数学の知識が必要とされます。
ゆえに、数学1A・2Bをしっかり勉強する必要があり、数学が得意な方でなければなるべく避けるべき科目ではあります。
一方で、数学が得意な方であれば4科目の中でもっとも少ない労力で90~100%の得点を取れる、極めてコスパの良い科目です。
化学基礎
- 計算力:★★☆
- 暗記量:★★☆
生物基礎と比較すると、暗記量が少ない一方で、計算力が必要とされます。
暗記で切り抜けたいのであれば生物基礎がオススメですが、少しでも暗記量を減らしたいのであれば化学基礎をオススメします。
生物基礎
- 計算力:★☆☆
- 暗記量:★★★
化学基礎と比較すると、計算力があまり必要ない一方で、暗記量が多くなります。
暗記を少なくしたいのであれば化学基礎がオススメですが、暗記で切り抜けたいのであれば生物基礎をオススメします。
地学基礎
- 計算力:★☆☆
- 暗記量:★★☆
計算力が化学基礎よりも必要なく、暗記量が生物基礎よりも少ない科目でして、化学基礎や生物基礎よりもラクに点数を取ることができます。
選択科目の選び方
以上の考察から、次のようにセンター数学の点数を基準にしてセンター試験の選択科目を選びます。
数学が得意な場合
「センター本番で数学1A・2Bの合計が160点以上を見込める」場合、数学が得意だと言っても良いと思います。
数学が得意な方でしたら、1科目目はもっとも暗記量が少ない物理基礎を強くオススメします。センター数学で160点以上を取れる方でしたら計算力もあるでしょうから、計算力については心配不要かと思われます。
2科目目は、物理基礎以外の3科目の中でもっともラクできる地学基礎がオススメです。
数学が得意でない場合
物理基礎は取らないようにしましょう。物理基礎を身につけるのに、すごく時間がかかってしまうので…。
1科目目は、物理基礎以外の3科目の中でもっともラクできる地学基礎がオススメです。
2科目目は、単純計算を苦としないのであれば化学基礎、そうでないのであれば生物基礎がオススメです。
結論
- 数学が得意(センター数学1A・2Bの目標点が160点以上)
1科目目:物理基礎
2科目目:地学基礎 - 数学が得意ではない(センター数学1A・2Bの目標点が160点未満)
1科目目:地学基礎
2科目目:化学基礎or生物基礎
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